音響のコツ(ラッパスピーカー編)

僕はそのスピーカーのことを「ラッパ」と呼んでいますが、「ホーンスピーカー」「トランペットスピーカー」という呼び方もあります。ホーンスピーカーが1番一般的なのかな。

車についてるスピーカーとしてよく見かけるやつです。市役所の車とか焼き芋売りの車とか。

手持ち拡声器、メガホンもその一種です。

この記事では僕が呼びやすいので、ラッパと呼びます。

こんなやつです。

ラッパの作りは「ホーン」と「ユニット」に分けることが出来ます。

ホーンは先が広がったあの部分のことです。

ユニットはホーンがすぼまったところにくっついている、スピーカー部分のことを言います。

メガホンで言うところの手に持って喋りかけるあそこですね。


ラッパの良さは雨に強いところだと思います。

ものによるかとは思いますが(外枠がついていてがっちり固定されてるようなものもあるので)ホーンとユニットがくっついている部分は大きなネジ穴のようになっています。

なのでひねると簡単に分離出来ます。

分離してもらうと分かるんですが、ホーンはただの筒です。

ユニットはずっしり重く、中にはコイルが詰まっています。

つまりスピーカーです。

ホーンにねじ込む部分に音が出る穴が空いてます。

なので、ホーンを外した状態でも音が出ます。

ホーンは音に指向性をつけるためのパーツです。


ただ車に取り付けるなど屋外で使用する場合、ホーン部分が屋根みたいな役割を果たしてくれます。

ユニットの外側は金属で覆われていて防滴の加工がされていますが、前述した音を通す穴は内部、コイル部分まで繋がっています。そこに水が入り込むと内部がショートし、壊れてしまいます。

しかしそこにホーンがつくことによって奥行きが出来て水が入り込みづらくなります。

ホーンとユニットの結合部がネジ状になっているのも、水の侵入を防ぐための加工だと思われます。


ここでラッパを車に取り付ける時のコツみたいなものを紹介します。

雨の時、車を走らせると、雨粒は前方から吹き込むよう入ってきます。

なのでラッパが上向きだとユニットまで雨粒が届いてしまいます。

また、小雨であっても水滴がホーン上部を伝って、奥まで侵入してくる場合があります。

なので、

図は極端に描いてますが、ホーン上部と水平線が並行になるぐらいの角度をつけると、吹き込みにも強くなり、角度がないので水滴が垂れてくることもありません。

固定パーツ部分はナットで止まっていることが多いので、レンチさえあれば角度を変えることが出来ます。


車屋さんに言えば取り付けてくれることもありますし(アンプ載せるなら車のバッテリー電源の処理が必要なので素人では難しいというか怖い)、個人的にこんなことする機会はなかなかないと思いますが、何かの参考になればいいなという話でした。

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