忘れもしません、小学一年生の時のクリスマス、サンタさんからもらったプレゼントはポケットモンスター赤版でした。
朝起きて枕元を見るとラッピングされた大きな箱がありました。
ゲームボーイのカセットは、基本的に手のひらサイズです。
枕元にあった箱はサイズが大きすぎました。
ゲームボーイカセットのサイズからすると持て余す大きさです。
サンタさんに「ポケットモンスターのカセットが欲しい」という内容の手紙を書いていたので、僕は落ち込みました。
サイズ感的に絶対違うやつやわこれ、と。
胸に抱えないといけない大きさの箱を抱えて、僕はリビングへ続く階段を降りました。
「うわあ〜〜〜絶対ポケモンじゃないやんこれ〜〜〜〜」
と悪態をつきながら。
今考えると、朝リビングにいた親はなんだかニヤニヤしていたなと思います。
「ええーーとりあえず開けてみたらーーー」
語尾が間延びしていました。
完全に手のひらの上でした。
嫌な顔をしながらラッピングを破くと、大きな箱に「ポケットモンスター赤」と書かれていました。
今その箱の画像がないか調べてみましたが、見当たりませんでした。
初回限定盤だったのでしょうか。
「え、あ、え、うぉおおおお??あれ、ポケモンやん!ポケモンやん!」
朝一のリビングで大騒ぎしたことを覚えています。
ニヤつく父母の立ち位置まで覚えています。
箱を開けると箱に似合わないサイズのカセットと説明書、そしてカラーで印刷されたカントー地方マップが入っていました。
ただ初代発売当時は「カントー地方」という言葉はなかったはずです。
今マップを見ると地形から関東地方がモデルだと分かりますが、当時僕は小学1年生で、地理なんて全く知らない子どもでした。
「地図ついてるやんこれぇ!!!」
この地図を見たときのわくわく感、僕の人生の中で間違いなく1番プレイスレスです。
ここから毎日ポケモンばっかりやってました。
時には上級生からのポケモン交換圧力に屈したこともありました。
時間が経ってプレイし直したり、基本的にゲームの周回プレイはしないタイプなのですが、繰り返し繰り返し遊びました。
昔ニコニコ動画で初代ポケモンを目隠ししてクリアする動画がありましたが、僕もそれぐらいやり込んでいた自信があります。トレーナーの名前と持ちポケは全部暗記してるレベル。今は無理。
今もポケモンは続いていますね。
うちの子がポケモン好きなんです。
初代発売から20年経ちましたが、今でも当時と変わらず人気があって、自分の子どもまでハマらせる存在です。
当時の自分と自分の子どもが一緒のものにハマっているのは不思議な感覚です。
そういえば、色々調べてみたら、クリスマスにもらった箱は胸に抱えるほど大きくなかったっぽいです。
思い出は美化される、そういう感じでしょうか。
とりあえず現行シリーズ、ポケモンサン&ムーンアニメのマオとスイレン可愛い。
というかスイレン可愛い。
スイレン!スイレン!スイレン!
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