年末に車検があった。
もう7年ぐらい乗っている車だ。
傷だらけのべっこべこ。なので煽られることもない。
車種はタント。お安いファミリーカーとして購入した。
車に対するこだわりは薄いので広くて安ければなんでもよかった。
車移動しか考えられない場所に住んでいたので、その頃はもう一台増やそうかなんて思った時期もあったが、京都に引っ越す際は売るかどうか悩んだ。
思い返せば学生時代に京都に住んでいた時、車が欲しいなんて思ったことがない。
家から徒歩5分で駅があり、乗ってしまえばどこへでも行ける。
自転車でも良い。よく1時間かけて河原町まで遊びに行った。往復4時間かけて他の学校の文化祭に行ったこともある。
都会は交通の便が良すぎかよ。京都で不満ないなら東京行ったらもう外出即目的地じゃないのか。徒歩0分。東京全体が自宅。TOKYO MY HOME。親に感謝しちゃうラッパーの曲名みたいな状況だろう。
と、思いつつ、とりあえず車を手放さず引っ越してみると、結構便利だった。
大きな荷物を乗せるのに便利だし、雨の日の子供の送り迎えにも使う。
普段は嫁が通勤用に使っているし、高速のICが近いのでちょっと遠出する時も車一択。
特に京都から実家の高知に帰るなら車以外考えられない。
電車や新幹線、夜行バスなんかは、独り身ならまだしも、家族分のチケットを往復用意するとなると車の方が安い。
片道8時間ぐらいかかるが、ガソリン代とちょっとした飯代だけで済む。
嫁も車の便利さに驚いていた。
どちらかというと手放す派だった嫁が、京都の街中をごりごり運転している。
買ったレシートを処理すれば駐車場代が無料になるシステムが車を使おうと思える要素になっている。つまりイオンは偉大だ。
地元の商業施設には駐車場代という概念がない。いつでもどこでも止められる。
駐車場代無料の賃貸だって多い。なのでこっちに引っ越す際の駐車場代は懸念材料のひとつだった。
しかし住んでみれば「そういうもの」という感覚になった。不思議だ。払う前は渋ってしまい、いざ払ってしまえば「まあそういうもんだし」と思う。都会に毒されている。
そんな中でいかに上手く手持ちのものを活用していくかが大事なんだろう。
ただ車検が高いのはどこも変わらない。
今月はすっからぴんだ。
車売ろうかなと思ってしまう。
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