自宅に乾燥機が欲しいです

今日はコインランドリーに行ってきた。

コインランドリーに着くと車が一台路駐していた。

中に入るとおじさんが新聞を読みながら洗濯終わりを待っていた。

そのおじさんしかいなかったので、どうやら外の路駐はおじさんの車のようだった。

しかしおじさんは新聞を読んでいる。一旦家に帰る的なそぶりが見えない。

どうやらおじさんは洗濯が終わる約40分路駐するつもりだった。

結構な大通りでしかも交差点付近だ。

アウトにしか見えない。

アウトだろ。

肝が座っているなあと思った。

そうして僕は用事を済ませ、一旦家に帰った。


洗濯が終わった時分になったので取りに行った。

ちょうどおじさんの車が出発するタイミングだった。

大丈夫だったんですね。

よかったですね。

正直白い目で見てたよ僕は。

こうはなりたくねえなあなんて思いながら洗濯物を持って家に帰った。


コインランドリーに行くと「 Laundry」という映画を思い出す。

窪塚洋介主演のロードムービー的なやつだ。

ちょっと頭の弱い主人公となんか寂しげな女性との淡い恋バナ的なやつでもある。

高校生の時にビデオ屋でパッケージを見て借りたが、これがなかなか面白かった。

ストーリーはほぼ覚えていないが、なんか良い感じに脱力した話だった。

その頃特に窪塚洋介という俳優にはまっていたので、そういう色眼鏡もあったかもしれない。日本映画の傑作はピンポンだと思っています。ちなみに飛ぶ前です。

ストーリー覚えてなかったのでネットで検索したけどしたけど、びっくりするぐらいピンと来なかったので、もうほぼ初見で観れるレベルだと思う。

良かったんだよ。

高校生の心をまさぐる程度には。

コインランドリーが舞台の映画だったので、コインランドリーに行くたびその映画の中にいるような気分になる。

ちょっと切ないような。

人間ってなんだろうって考えちゃうような。

人間ってなんだろうね。

生きるってなんだろう。


実際コインランドリーにいるのはさっきのおじさんみたいな人なんだけどさ。

雰囲気出ねえなあ。

俺のモラトリアム返せよ。


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