疲れているので癒されたい。
けど自分がどういう風にされると癒されるか分からない。
風呂に入ると癒される人間がいるが、僕は風呂が好きではない。
まず服を脱ぐ行為がめんどくさい。
服を脱ぐ時間があるなら布団に包まっていたい。
布団に包まって好きな動画を見ながらいつのまにか眠りにつきたい。
一生布団から出たくない。この気持ち分かる人絶対にいる。
大体、なぜ風呂に入らないといけないのか。
臭くなるから?
うるさい、お前らの鼻腔の感覚に興味はない。
ニンニクの匂いが嫌いな奴がいる。パクチーの青臭さが嫌いとか納豆の匂いがダメだとか。
すべらかく、それは個人的な匂いの趣味の話であって、僕は別に気にならない。
じゃあ風呂に入ってない奴の匂いは?
以前、探偵ナイトスクープで汗臭い匂いが好きな男性が汗臭さを思う存分味わう企画を放送していた。
つまりそういう匂いが好きな人間がいる。
ある一方から見ての間違いは、ある一方から見ると正解だったりする。
じゃあ、いいじゃん。
いいじゃん?
僕がこの世で一番嫌いな匂いは生ゴミの匂いだが、生ゴミの匂いがする人間はなかなかいない。
昔実家で牛を飼っていたので、そういう家畜臭も別に気にならない。
そういう経験もあるので、僕は臭さに強い方だと思う。
僕の鼻腔を超える輩には出会えていない。
ただこの歳になって、朝起きた瞬間「くっせ!!!!!!!」と思うことがある。
枕の匂いだ。
時々自分でもびっくりするぐらい臭い。目が覚める。
生ゴミの匂いではないが、なんかこうすえた匂いというか、臭さをぎゅっと手で結んだおにぎりみたいな、なんというか、とにかくびっくりする。
どう表現したら分かりやすいか。
お腹いっぱいなのに目の前にステーキが置かれた、というか。
ダイエットしてるって言いながら菓子食べてる奴、というか。
充電されてない電動自転車に乗った時、というか。
どうしたって分かりにくかったが、つまりそういうびっくりの話をしている。
歳かな。風呂かな。
とかく、僕は風呂に対して必要性を感じていない。
いや入ってるけどね。
なぜ入っているかというと、それは一点、子どもに「お父さん、臭い!」と言われることを避けたいだけである。
そのために、努力として、風呂に入る。
決して癒されない。
努力しないといけないことが僕は嫌いだ。
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