ジャンプは悠久とともに

ジャンプを毎週買い始めて20年経つ。

怖いもの見たさで読み始めた地獄先生ぬ~べ~がきっかけだった。

るろうに剣心がクライマックスあたりで、ワンピースが始まった頃だ。

その後、短大生の頃に1年ほど買っていない時期があるが、それ以外はずっとジャンプっ子。

これが読みたいから買っている!という作品は特にない。

いや好きな漫画はある。最近では鬼滅の刃がめちゃくちゃ面白い。休載中だけどワールドトリガーも好き。

ただ、それがジャンプを買う理由ではない。


じゃあ何故買うのか、と考えてもはっきりした理由が浮かばない。

買いたいから買っている。義務感がある。

別に読まなくて問題ない漫画もある。

好きな漫画だけ単行本を買うという手だってある。

しかしジャンプを買わずにはいられない。

ジャンプジャンキー。


人間の三大欲求、食欲、性欲、睡眠欲。

これは、お腹が空くから何か食べたい、異性に唆られてエロいことをしたい、眠くなるから寝たいと、

ある種の理由づけができる。

しかしジャンプを買いたいという欲求は、

僕の中で、目的と手段が合致しているため、三大欲求よりシンプルだ。

つまり僕のジャンプを買いたいという気持ちは、人間の三大欲求を超越しているのではないか。


人間の欲求、思想を越え、ジャンプは羽ばたく。

深層心理に浮かび、四次元を彷徨う。

哲学を笑い、そして命を宿す。

ジャンプは人々を導く。

自らを道しるべとし、一歩一歩大地を踏みしめ、進む。

ジャンプは、そう、誰の心にもいるのです。

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