以前、ヘッドホンが入ったカバンを助手席から下ろした際に、
プラグ部分がぷらーんとはみ出ていて、
それに気づかずドアを閉めたら挟み込んでしまいぶっ壊してしまった。
AKGのK272HDというヘッドホンです。
お気に入りだったので修理したかったんですが、メーカーに送るとそこそこの金額がかかってしまうことが分かり、
自分で直すことにしました。
それがこちら↓
http://jakkan.blog6.fc2.com/blog-entry-371.html
ブログのオチでビニールテープがぐるぐる巻きにされた可哀想なプラグ部分が登場します。
僕が不器用という話です。
それから5年ぐらい経ちましたか。
見た目が悪いので機材棚の肥やしにしてたのですが、
最近仕事で使うようになったので、改めて修理することにしました。
まず、半田ごてを買うために嫁に頭を下げるところから始まりました。
なんとか了承を得てサウンドハウスで購入。
買ったのは、
・FERNANDES ( フェルナンデス ) / SI-1500
・REAN ( リアン ) / NYS231-BG
の二点。
SI-1500は半田ごてと半田、やすり、簡易台座がセットになったもの。1166円。
NYS231-BGはステレオミニプラグです。216円。
こんな感じに揃いました。
ペンチとかの工具は無駄にめっちゃ持っているので最低限のみの購入。
これがダメなプラグ部分。
・半田がはみ出過ぎていてソケットに入らない。
・半田同士が接触していてノイズが乗る。
・配線の余裕がありすぎて見た目がクソ。
以上の理由でダメ。
で、ぶった切りました。
そして黒い部分だけ剥いで、芯だけ出した状態。
正直どれが+かーかアースかは理解してないんですが、とりあえず前回の配線通りでええやろということで半田づけ開始。
で、こんな感じ。
前回よりは明らかにうまくいった。
小さな穴に線を通して上から半田を乗っけるようなやり方。
あとは根元の金具をペンチでしめて終了。
完成品はこちら。
左右の目の大きさが違いすぎる。
以上です。
【2018/6/7】追記
無事にプラグが復活したヘッドホンでしたが、
何日か使っているうちに音がビビり始めました。(ビリビリって音がすること)
「音がビビる」という故障は音響をやっていた時に、スピーカーでよく起こっていました。
大概は、厚紙のようなものでできた振動板が経年劣化で破れて、
振動でこすれあってビリビリした音が出る、というもの。
内部の故障ではないんですね。
とは言ってもヘッドホンには詳しくないので色々調べてみました。
ヘッドホンの振動板は基本的にプラスチックの膜みたいなものできているようです。
たまごパックみたいなイメージ。
それが変形すると振動でビビるみたい。
今回の故障は一定以上の音量、しかも低音だけだったので、これかな、と。
振動は低音の方が大きいので。
ということで軽めに分解してみました。
この写真、実はもう直したあとです。
通常は下の写真のように外側がイヤーパッドで覆われていて、
むき出しになっている真ん中部分には薄い布?が貼られているのが正常。
この布が原因だったようです。
コイツ、経年劣化でちょっと触るだけでグズグズと破れてしまいました。
畳の上に置いただけでこんな感じ。
真ん中の透明になっている部分の内側が振動板。
で、グズグズになった布が隙間から入り込んで、振動板を覆っていました。
上の写真はエアーダスターでそのクズを吹き飛ばした後。
するとビビリが治りました。
いやあよかった。
大事に使おう。
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